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カウンタックはどうしてあんなに車高が低いのか?ランボルギーニ伝説の車の秘密!

ランボルギーニ・カウンタック

ランボルギーニと言えば、世界中のスーパーカーマニアにとってあこがれの車です。
そんなランボルギーニの車種の中でも、カウンタックは特別の車。
カウンタックの登場によって、ランボルギーニ社が世界的な知名度を得たと言っても過言ではありません。
カウンタックのデザインは、今見ても近未来的で魅力的。
そのデザインの秘密を探っていきます。

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デザイナーはマルチェロ・ガンディーニ

ランボルギーニ・カウンタックのデザインは、ベルトーネのチーフデザイナーであったマルチェロ・ガンディーニが手がけました。
ベルトーネは、直線を基調としたデザインが特徴のイタリアの自動車デザインメーカーです。
その事から当時、ベルトーネのチーフデザイナーであったマルチェロ・ガンディーニも、直線を基調とした構成でカウンタックをデザインしました。
カウンタックは、車のフロント部分からボンネット~フロントガラス~ボディの天井部分まで、刀でスパッと斬ったような直線的なデザインです。
ボディーパーツの一つ一つも、直線でデザインされており、タイヤ以外に丸いデザインが見当たらないほどのデザイン構成になっています。
そして一番の魅力は、地面に吸い付くような車高の低さです。
この車高の低さも、カウンタックの魅力になっています。
でもなぜカウンタックはあんなに車高が低いのでしょうか?

なぜカウンタックはあんなに車高が低いのか?

カウンタックが、地面に吸い付くほど車高が低い最大の理由はエンジンにあります。
カウンタックはこの世に登場してから販売が終了するまでの間、エンジンは巨大なV12気筒エンジンを採用しています。
このV12気筒エンジンを運転席後方(ミッドシップ)に置く事により、見事なまでに低い車高を実現しているのです。
エンジンというパーツは、車の部品の中で最も大きく厚みがあります。
その大きなエンジン(ましてやカウンタックの場合は巨大なV12気筒エンジン)をフロントに置いてしまうと、エンジンの分厚さの分だけボンネットが高くなってしまいます。
しかしエンジンを運転席後方に置く事により、フロント部分(ボンネット部分)には、大きなパーツを配置する必要が無い為、ボンネットの厚みも薄くする事ができます。
その結果、全体としてもカウンタックは地面に這いつくばるほどの車高の低さを実現しているのです。

カウンタックの車高が低いデメリット

直線的なデザインと車高の低さで、スーパーカーブームをけん引したフラッグシップモデルともいえるカウンタックですが、車高が低い事によるデメリットも存在します。
カウンタックの車高が低いデザインの、デメリットとして言われているのは以下の3点です。

・トランクに荷物が入らない
・乗り降りがしずらく居住空間も狭い
・バックをする時には・・・

トランクに荷物が入らない

カウンタックを写真で見ると、ボンネットを空けるとその下に狭いながらもトランクルームがありそうな雰囲気ですが・・・
実はフロント部分にトランクルームはありません。
ボンネットを開けた下にあるフロント部分は、スペアタイヤが入っています。
スペアタイヤの周りは、電気系統やその他の配線がてんこ盛りでとても荷物を入れるスペースなど無いのです。
それでは、カウンタックのトランクはどこにあるのでしょうか?

カウンタックのトランクはどこにあるの?

実はカウンタックのトランクは車の後方にあるのです。

「車の後方ってエンジンがあるんじゃないの?」

と思った人は大正解!
もちろん運転席のすぐ後ろの後方部分に、大きなV12気筒エンジンがドーンと構えています。
でも実はそのV12気筒エンジンの、さらに後ろの部分にカウンタックのトランクが存在しています。
通常はカウンタックのような、運転席のすぐ後方にエンジンを搭載するミッドシップ構造の車の場合、トランクは当然のようにフロント部分にあります。
ところがカウンタックの場合、車の構造上フロント部分にトランクルームを設置する事ができません。
その為に、ミッドシップエンジンの車ではありえないような

「エンジンの後ろにトランクルームがある」

という特殊な構造になっているのです。
でもエンジンの後ろの部分に空間を作りどうにかこうにか設置したトランクなので、普通の車に比べると圧倒的にトランクルームが狭く、気持ち程度の広さと言ってもいい程度の広さです。

乗り降りがしずらく居住空間も狭い

カウンタックのオーナーが口をそろえて言うのは、車高が低いので乗り降りがしずらく車内の居住空間の恐ろしく狭いという事です。
ただこの部分に関しては、「デザイン」と「車高の低さ」という見た目のカッコよさゆえの事なので、贅沢ともいえる悩みです。
カウンタックに乗っての長距離ドライブなどは、かなり厳しいという声も聞こえてきたりします。
でもたとえ乗り降りがしずらく居住空間が狭かったとしても、やっぱりスーパーカーに乗って移動できるという時間は、何物にも代えられない満足感が得られるのは間違いありません。

バックをする時には・・・

カウンタックを運転する時に、一番特徴的なのはこの車庫入れなどの時にバックをする時です。
カウンタックは後方視界が絶望的なくらいに悪く、社内のルームミラーでは後ろがほとんど見えません。
また運転席や助手席の窓も全開に開かないので、窓から顔を出して後ろを確認する事もできません。
その為カウンタックの運転でバックをする際は、運転席のドアを開けて半身になって身を乗り出し、後ろを振り返りながら行わなければいけません。
通称「カウンタック・リバース」とも言われたこの運転方法は、運転している人にとっては一苦労ですが、スーパーカーブームの際にはファンの憧れの的でした。

まとめ

ランボルギーニ・カウンタックは、発売時期が1974年~1990年までと17年の長きにわたり世界中で愛された、スーパーカーの中のスーパーカーです。
現在ではカウンタックと同じような跳ね上げ式のドアや、カウンタックよりもさらに洗練されたデザインの車も登場しています。
しかし、あのスーパーカーブームの時代のカウンタックほど、人々の注目を集めた大人気のスーパーカーの王様と言えるような車は、もう二度と表れないかもしれません。